イルポンテの山倉です。

先週末、今年3回目の訪問

地元の児童養護施設様へ行ってきました。

 

事の始まりは、

商品にはできない通常よりちょっと小さかったり大きく焼き上がったシューケットラスクたちを目の前に

『このお菓子たちで誰かに喜んでもらう事は出来ないだろうか・・・』と考えたのがきっかけでした。

 

もちろん使っている材料も同じです。

大きさの問題やパールシュガーの付きの問題だけで食べてもらうには何も問題のないお菓子たち。

賞味期限も十分にあるし・・・

 

何かいい方法はないだろうかと考えている中で、夜寝ようとしている時にふと思いついたのです。

『そうだ!児童養護施設さんだったら子供さんたちのおやつにしてもらえるかもしれない!』

添加物も入っていないし、体にも優しいし、どうかなぁ。

 

でも、ありがた迷惑にならないだろうか?加工品でも大丈夫だろうか・・

いろいろな不安も感じつつ、翌日率直な意見を言ってくれる家族に相談した後

思い切って電話をしてみる事に。

 

そうしてたら、嬉しい事に『有り難いです。 』と言って頂けて

こちらも有り難い!!

 

農家さんだったり生産者さんが一所懸命作ってくれた素材で焼いたお菓子を無駄にはしたくないし

イルポンテとしてもお菓子を美味しく召し上がって頂けるのは何よりも嬉しい。

そして、初めてお菓子をお持ちしてからのご縁。

 

2回目からはお菓子を見て分かってくれたり、先日は私の下の名前を覚えてくださっていたりとほっこり嬉しくなりました。

そして、今回初めて『これまで記入をお願いできていなくて』と言われ来園者の方が記入する名簿を手にしたのですが

そこには野菜やお米など善意で何かを持って来られた方々の名前等が記入されていて

人の温かさにとても温かい気持ちになりました。

 

でも、こうやってお持ち出来るのもお客様にお菓子を焼かせてもらえるからこそできる事。

大きなことはなかなかできないけど、イルポンテが出来る範囲で少しづつ続けていければと思っています。