イルポンテの山倉です。

年末ギリギリに何とかアポイントも取れ、当店のクジュールラスクの大切な素材のひとつ

特選パルミジャーノレッジャーノの作り手パオロ氏に会いに行ってきました。

 

パオロ氏に会うのは昨年の夏以来。

いつもキビキビとした動きに清々しさえ感じるパオロ氏。

『調子はどう?』と握手を交わし短い時間でしたがイルポンテのクジュールラスクの試食会もしました。

 

『これいいね!おいしい!!皆もどう?!』とたまたま居合わせたお客さんやスタッフの方にもクジュールラスクを勧めてくれるパオロ氏。工房に入ると一瞬でキリッと真剣な眼差しになる彼も人と接する時にはとても穏やかな顔になります。

 

私が日本でも美味しいって言って食べてもらえている事を伝えるとパオロ氏も嬉しそうな表情をしてくれたのが印象的でした。

 

 

スタッフのお姉さん。とっても素敵な笑顔が印象的でした。

『これ私大好き!一袋貰っていい??』『イタリアでは売らないの?私買うわ!』なんて言ってくれて☆

もうビックハグしたくなりました。サキ(ちなみにこちらのお姉さんは海老とナッツがお好みでした♪)

 

そしてこの日はまたもや工房を案内してくれました。

忙しい中、時間を作って頂いて・・・感謝しないといけませんね。今日の仕込みも終盤、タイミング良く出来たてほやほやのパルミジャーノレッジャーノの赤ちゃんにもお目にかかれました。

 

重しをして脱水。 パルミジャーノレッジャーノの種類によっては側面に型も入ります。

 

こちらのパルミジャーノレッジャーノの重要な味の決め手のひとつ、塩水。50年物です。

パルミジャーノレッジャーノになる手前、大きなチーズの塊をこの塩水に一定期間漬け込み余分な水分を出し旨味を与え保存性も高めてくれます。

通常はこの塩水、腐るので入れ替えるのが一般的なのですがこちらは毎日フレッシュな生乳でパルミジャーノレッジャーノを仕込み(自社農場あり)シチリアの塩を使っているのがポイントのようで宝のような塩水になっています。

写真では見えにくいのですが、中を覗くとパルミジャーノレッジャーノが入っていました。

 

いつ見ても圧巻のチーズ倉庫。この中にイルポンテでも使わせて頂くチーズがあるんだろうなぁと思うと、また身も引き締まります。ちなみにこちらの倉庫では湿度の管理も大切だそうです。

打ち合わせ室にさり気なく置かれていた数々のトロフィー。

こちらのパルミジャーノレッジャーノは街の人も誇りにし、現地イタリア人の舌も唸らせるほどのものです。

 

イルポンテのクジュールラスクと大切な素材のひとつパルミジャーノレッジャーノ24ヶ月物も一緒にパチリと1枚。

 

こちらのチーズ工房は駅から近いわけでもなく訪問するには決して便利な場所ではないのですが、私の願いに付き合い車を出してくれたりと惜しみなく手を差し伸べてくれたマルコにも感謝しかありません。

 

今回も何とか訪問出来て良かった。パオロ氏にも会えて本当に良かった。

今度はいつ行けるか分りませんが、また次回笑顔で会えるよう成長していきたいと感じました。

 

次回はワインリー訪問などです。四葉のクローバー